佐治多 利康 / 七ツ石山フォトグラファー
季節・昼夜を問わず七ツ石とその周辺の写真を撮り続け、
「狼伝承と登る七ツ石山展」や「将門伝承を辿る — 丹波山村・七ツ石山の情景 —」などの展示を通して和紙プリントの写真作品を制作・発表しています。
七ツ石小屋グッズも出品中。
新作や展示情報などはtwitterにて。
2022年 元旦
雲取山頂部より。東京湾を隔てて光を放つ新年の太陽。
近年では年末年始の積雪も珍しくなった。
[22.1/1 午前7時ごろ撮影]
北辰に巡る
月のない夜、七ツ石山頂から雲取山方向を見上げると北天の星々が無数に瞬く。
「七ツ石」とは北斗七星(北辰)を祀った名残だったのでは、との説も。
[18.12/30 午後9時半~11時半ごろ撮影]
出発の朝に
冬の鷹ノ巣避難小屋、夜明け前。
急な積雪のため投宿したパーティがこの日の計画を相談中。
今日はどこへ行こう。
この後、日が昇ると春のような陽気になった。
[17.2/19 午前5時半ごろ撮影]
七ツ石への白道
春先の深夜、石尾根の登山道にひっそりとできた霜柱の道。
登山者の足跡に水分が溜まったためか、踏み跡を辿るように白い道が月明かりに浮かび上がった。
奥の山影は七ツ石。
[14.4/8 午前1時半ごろ撮影]
春雪の夜明けに
朽ちかけ、絶妙なバランスで傾いたまま立ち尽くしていた七ツ石神社・旧社殿。
2018年4月に解体された。
往時を知る方の思い出に。
[17.4/23 午前4時半ごろ撮影]
磐座(旧七ツ石神社跡地)
七ツ石神社の旧社殿解体後、新社殿着工まで更地となった境内地。
遠い昔には自然石信仰でもあったのではと思わせるような堂々たる磐座がそびえる。
[18.7/1 午前4時ごろ撮影]
新しい世代へ
18年10月に完成した七ツ石神社・新社殿。破損していた狼の狛犬も修復され、社殿内に安置されることとなった。
この地の信仰が末永く伝わることを願って。
[19.12/22 午前6時前撮影]
星々の宴
ある冬の夜。
小屋脇の斜面に立つカラマツ(通称:御神木)を見上げると、その背には静かな静かな星々の宴。
ささやき合うかのように瞬く星々にしばし時を忘れる–それもまた山小屋の夜の醍醐味。
[17.12/23 午後11時半過ぎ撮影]
夕霧の中に
七ツ石の巻道(上)の通称・軍艦岩。
初秋の夕霧が立ちこめる中、何気ない場所にふと異界の扉が開いたかのような光景が立ち現れた。
[20.9/21 午後4時ごろ撮影]
テントランタン(秋)
七ツ石小屋で撮影し続けているテントランタンシリーズ。
この日は偶然ながら、いかにも秋らしい彩りに。
次に写るのはあなたのテントかも?
[20.10/24 午後5時半過ぎ撮影]
黄葉の石尾根
カラマツの黄葉に彩られた石尾根(ヨモギの頭より)。
中央左の山影が七ツ石山、その右手奥は三頭山。
平将門と藤原秀郷がそれぞれの山頂から対峙したという伝承の地を一望のもとに。
[20.10/25 午前7時ごろ撮影]
新緑の石尾根
カラマツの新緑が目にやさしく映える5月の朝。
旧奥多摩小屋から先の急登・ヨモギの頭からは七ツ石の山影をよく見渡すことができる。
[14.5/31早朝撮影]